人参ジュースが体に必要な理由

ゲルソン療法とは

○ゲルソン療法とは


ゲルソン療法とは、マックス・ゲルソン医師(1881-1959)が多くのガン患者を救った、自然療法です。

ゲルソン療法では、がんという病気をその固形物(腫瘍)ではなく、その人の全身で起こっているプロセスととらえます。そして、身体全体の状態を変えてゆくことで病の治癒を目指します。
大量の野菜ジュースやスープ、無農薬野菜を摂ることを要として、体の「解毒」と、「栄養素の補給」を行い、自然治癒力を引き出して病気を癒して体を健康へ導きます。
ゲルソン療法は全身すべてに影響を与えるので、がんの治療だけではなく、日々の健康トラブルや、関節炎、心臓病、アレルギー、自己免疫疾患などの治療法としても利用されています。


<ゲルソン療法、食事の特徴>
・大量の生野菜ジュースを飲む
 (計13杯・約2L、ニンジンジュースとニンジン+リンゴジュースを合わせて8杯、その他グリーンジュースなど5杯)
・ジューサーは低速回転のものを使用する
・食塩を摂らない
・肉、魚、卵、乳製品などの植物性食品を食べない
・できる限り無農薬の野菜を使用する
・油は、オーガニックの亜麻仁油のみを使用。それも加熱せずに使用すること。

(シャルロッテ・ゲルソン、ベータ・ビショップ著,氏家京子訳,ゲルソン療法~がんと慢性病のための食事療法~,2009/8/20) ※他にも細かい条件がありますので、書籍にてお調べください。
また、食事以外にもコーヒー浣腸やサプリメントの摂取などの治療が施されます。
※こちらの内容は、ゲルソンインスティチュートのものを紹介しています。星野式、済陽式も大まかには同様の内容ですが、細かい部分で異なる場合もございます。


<ゲルソン療法の現在>
アメリカのカルフォルニア州に非営利組織のゲルソン・インスティテュートが設立されて、ゲルソン療法の教育とトレーニングを行っています。
日本では星野仁彦医師や済陽高穂医師らがゲルソン療法を基盤として独自に組み立てた療法で、がん患者さんの指導にあたっていらっしゃいます。



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