赤色色素に栄養が沢山!
ロシアの伝統料理「ボルシチ」の材料として有名なビーツ(ビート、ビートルートとも言います)ですが、世界各国でビーツの栄養価に注目が集まり、健康野菜として人気が高まっています。
ビーツは、「飲む血液」と呼ばれるほど、リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
鉄は、体に吸収しやすい形で含まれています。そのため、特に貧血の方にはぜひ召し上がっていただきたい野菜です。また、ポリフェノールや食物繊維も豊富に含んでいます。
抗酸化力に優れるビーツ
体内で過剰になると、老化を促進してしまう活性酸素をご存知でしょうか?
活性酸素は過剰になると、正常な細胞をサビつかせ、生活習慣病の発症や老化を早めてしまいます。そこで、この活性酸素の働きを抑制する「抗酸化力」が必要となります。
体にはもともと抗酸化力を生産する働きはあるのですが、現代では紫外線やストレス、農薬などで活性酸素が過剰になる傾向にあります。そのため、抗酸化力のある食べ物を摂りいれることが必要とされています。
ビーツの赤色色素はベタシアニンという物質です。そして、このベタシアニンには強い「抗酸化力」があることが分かっています。アントシアニンなどの赤色色素を持つ野菜は多いのですが、抗酸化力が非常に強い”ベタシアニン”という色素をもつ野菜は極わずかなんです。
世界で注目を浴びるビーツ
もともとイギリスでは、ビーツは健康に良い野菜として人気でした。近年ではNO3が含まれるという研究結果を受けて、ビーツの良さが世界中に知られるようになり人気が広がっています。
では、このNO3の働きとは何かというと、血管に働きかけ、血流を良くして血管を若返らせてくれるそうです。血流が良くなると酸素や栄養が体の隅々まで行き渡るので、冷えが緩和されて体が温かくなります。栄養が行き渡ることで細胞が若返り、体を若々しくしてくれます。
ビーツを使ったレシピ
●ビーツジュース
・ビーツ 100g
・ニンジン 300g
・みかん(またはオレンジ) 1個
・レモン果汁 お好みで少々
これらをジューサーにかけて、ジュースを作ります。ビーツは、生で食べるとほんのり甘くてクセのないさっぱりとしたお味です。ニンジンジュースに加えれば、ほんのりビーツの甘みを感じる彩り豊かな赤いジュースをつくることができます。
●ビーツサラダ
・ビーツ 200g
・ビーツ 塩少々
・酢(米酢、アップルビネガー、白ワインビネガーのいずれか) 大匙1杯
・アーモンド 5粒程度
(1)ビーツを千切りにする。
(2)(1)のビーツを塩もみして、しんなりするまで5分程度置く。
(3)(2)に酢を混ぜて、上から砕いたアーモンドのトッピングしたら出来上がり。
ビーツは、一旦加熱してからサラダなどにするのが一般的ですが、加熱しなくても美味しいサラダができるので、今回は加熱しないサラダのご紹介をしました。シャキシャキして、ほんのり甘いサラダが出来上がります。
加熱するものではポタージュの他、ボルシチなどのスープもおススメです。タマネギやニンジン、肉などと一緒に煮込めば、綺麗な赤色のスープができます。また、ビートそのものの味が楽しめる、ビートポタージュもおすすめです☆
主な産地紹介
茨城県・長野県、その他をはじめ、北海道、静岡、茨城など旬の産地をリレーして年間を通して良質なビーツをお届けしています。
当モアーク農園では自家製の草堆肥を使用して、自然に限りなく近い環境で野菜を育てています。
モアーク農園の旨みがぎゅっと詰まった野菜は、多くの高級レストランや小売店でも認められ、使用されています。ぜひ一度おためしください。